なぜ人間は「美」を追い求めるのでしょうか。
その一つは、美しいものが心を幸せにするからです。美しい景色、芸術、人の顔や体、音楽などは、目や耳を刺激し、脳内で快楽を引き起こすことが科学的に示されています。

あえて「美」を定義するならば、それは特定の形や色、比率です。
それらの組み合わせが当てはまるときに、人はそれを「美しい」と認識します。

芸能人で美しい顔と言われる人も「黄金比」「左右対称」のパターンです。
私たちが美しいと感じる多くのパターンは自然界から生まれたもの。
たとえば海や山、花や空、月などです。

余談ですが、外国人の夫の実家は山岳地帯で、初めて訪れたのは20年以上前。
夜、上を見上げると降り注ぐ星空の綺麗なこと。いまだに脳裏に焼き付いています。
きっとオーロラをみたら鳥肌が立つぐらい感動するのでしょうね。
このように人間の「美意識」は自然を観察した結果、得られたものなのです。

「美」を感じる多くのパターンは自然から来ている

それでは、私たち自身が美しくあるためには、どうすればいいのでしょうか？

ヒントは「自然」であること。
現代社会に生きていると、忘れてしまいがちですが、私たち人間も自然の一部であり、自然と共生する存在です。

そして実は、私たちの体の中にも、自然が共生しています。
「腸内細菌」って、聞いたことありますよね。私たちの腸内には、およそ1000種類、数にすると100兆〜1000兆個もの腸内細菌が生息しています。
その腸内細菌たちの働きは、私たちの健康と美、さらには「幸せ」にまで大きな影響を及ぼしているんです！

私は腸活を始めて4年になります。
幼少時から胃腸が弱く、ピアノの発表会前や試験の前など必ずお腹が痛くなり悩んでいました。

それは大人になってからも変わることなく、下痢が当たり前の日常。
便秘の友人からは「出るだけマシ」と。いやいや、どっちも辛いですよね。

腸活に出会った今は、毎日トイレにいくのが楽しみです。

便は体からの「便り」。それが健康のバロメーターです。
腸内に悪いものを食べたときは、色・形・においが最悪……。
理想の便は、色も形もバナナ状。毎日出なくても、スルッとスッキリ出ればOK！
においは食べ物が発酵したような甘酸っぱいにおいで、くさくありません。

長年苦しんでいた私は、朝から快便なだけで1日がとっても幸せ！

毎朝快便だと１日が幸せに！

実は、腸の健康には男女差があります。
便秘に悩むのは女性のほうが圧倒的に多く、女性の便秘は男性の「2倍」。
これは女性のほうが骨盤内に臓器が多いためです（生殖器が外か内かの違い）。
ほかにも、男性に比べて筋力が弱く、排便時に十分な腹圧をかけられないことや、女性ホルモンの影響（黄体ホルモンなどが腸の働きを抑える）もあります。

「大腸がん」は女性のがん死亡率１位。他人事ではありません。
私の友人の多くも便秘で悩んでいます。
便秘薬で出せばいいや。そんな考えは危険！
自力で出す力がなくなります。

「そうは言っても、食事制限も運動もムリ。続かない……」というかた。
私もそうでしたからお気持ちはよ〜く分かります。
でも、そんなかたでもラクにできる「腸活Tips」があるんです！
正しい方法を行えば２週間から変化が現れます。

体の不調に悩んでいるあなた。もしかしたら腸が原因かも。
「腸活」を通じて、自分の幸せも美しさも「コントロール」できるのです。健康で美しい体と心が私たちに豊かさ、幸福さをもたらします。
健康になるのも美しくなるのも難しくありません。ただ時間は必要。
すごくシンプルで実践しやすい人生でできる一番の投資です。健康的な肌や美しいボディは一日ではできません。

「ローマは一日にしてならず」

継続が必要です。

それでは、「腸活」って具体的にどんなことをするのか？
次回、さらに詳しくお話ししていきましょう。

「腸活」はどんなことをすればいいのか？

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