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【代々木上原・奥渋】美味しくて、身も心もあったまる 全ての人にやさしいヴィーガンカフェ 「ANANAS COFFEE TOKYO」

2024年3月15日(金)

渋谷区神山町のヴィーガンカフェ「ANANAS COFFEE TOKYO」。「ANANAS」は、フランス語でパイナップルの意味。
その花言葉は「パーフェクト」と「ウェルカム」。誰にとってもやさしいカフェでありたいという想いがあふれています。
海外からの旅行客にも認知され、じわじわと人気が広がりつつあります。外国人もコーヒー好きも、家族連れもとりこにする秘密は何なのでしょうか。オーナーである八木香保里(やぎかおり)さん、則次弘基(のりつぐひろき)さんご夫婦を訪ねました。

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この方に聞きました
八木香保里

神戸市生まれ。美容師、ヘアメイクアーティスト。美容学校卒業後、都内有名サロン勤務を経て、都内プライベートサロンにて店長を経験。現在はフリーランスのヘアメイクアーティストとして活動しており、多くの俳優、アーティストからも支持されている。2022年より渋谷に完全紹介制の美容室「Oneness」とヴィーガンカフェ「ANANAS COFFEE TOKYO」をオープン。

やりたいこと、作りたいものを投入した空間

渋谷と代々木公園の中間あたり、いわゆる“奥渋”と呼ばれるエリアに、ANANAS COFFEE TOKYOはあります。細長いビルの階段を上がると、ポップな入り口が登場。足を踏み入れれば、そこはピンクを基調としたキュートな空間。2人のこだわりが、たくさん詰まっています。

ピンクのタイル張りカウンターが目に飛び込んでくる


窓際には客席としても使用されているブランコが設置され、壁際にはSDGsをテーマにセレクトされた小物が並びます。「やりたいこと、作りたいものを投入した」と言いながら、決して独りよがりではない、訪れる人のことを思って作り上げられた、不思議と落ち着く心地よさがあります。

2人がけのブランコからは、遊歩道を見渡せる


「ただかわいいお店というだけではなくて、本当にコーヒー好きな人たちにもおいしいと言ってほしい。だからこそ、オリジナルブレンドを作ることから始めました」と香保里さんは言います。

香保里さんデザインのマグカップ。あえて、片手で持てないフォルムに。「何かしながらではなく、カップをしっかり両手で持ち、コーヒーをじっくり味わってもらいたかった」から


プラスチックでも紙でもなく、レトロ感のあるガラス製ストロー。アイスコーヒーの中で「カラカラ」と小気味よい音を立てる。販売もしているので購入できる

好きな豆を選び、毎朝コーヒーとともに過ごした豊かな時間

もともとコーヒーが大好きだったという香保里さんですが、長らく美容師・ヘアメイクアーティストとして活躍してきました。本格的にコーヒーに目覚めたのはコロナ禍のさなかだったといいます。仕事も休まざるをえなかった中、毎日コーヒーを入れて楽しむことで、とてもリラックスできたそう。「今は会えないけれど、お客さまを想って作ったブレンドコーヒーが、もしかしたらお客さまを幸せにできるかもしれない」と、京都の焙煎士さんに頼んで、スペシャルティコーヒーの最上級とされる「トップスペシャルティー」の豆を採用したスペシャルブレンドを完成させました。

さらに業務用コーヒーメーカーを購入するまでに。「LA MARZOCCO(ラ・マルゾッコ)というイタリアのエスプレッソマシンですが、大きいものが欲しくて、2カ所でエスプレッソが抽出できる2連タイプをオーダーしました」

コーヒーメーカーに勤めている友人にそのことを話すと、「そこまでやるなら絶対カフェをやったほうがいいよ!」と勧められ、オープンを決意したそうです。それまで働いていた美容室が閉店し、妊娠中だったこともあって、どこかに所属するよりも、自分でお店を出してしまおうかと考えていたことも理由になったと話します。

カウンターに据えられたエスプレッソマシン


ちなみに、LA MARZOCCOのエスプレッソマシンのベーシックカラーはレッド×シルバーですが、ANANAS COFFEE TOKYOのものは、オーツミルク×ゴールドの特注品。「牛乳でも豆乳でもなく、オーツミルクを使うつもりだったので、どうしてもオーツミルク色にしたかったんです。ゴールドは、お客様の運気が上がることを願って」

同じくイタリアのMAHLKONIG(マルケニッヒ)のグラインダー(豆を挽く機器)に塗装を施してもらったのも、日本ではおそらく初めてとのこと。「色合いが気になるのは、職業柄かもしれません」と笑います。

誰もが安心して、おいしく飲めるコーヒーを

もちろん、コーヒーそのものもこだわりの逸品。「コロンビア、エチオピア、ブラジルの3種類の豆をブレンドしているので、時間の経過とともに味わいが変化します。また、時間が経っても酸っぱさが出ないように調整してもらいました。ここではオーツミルクですが、牛乳で飲んでもとってもおいしいのでおすすめです」

弘基さんは会社員として働きつつ、カフェをサポート。「コーヒーの種類や入れ方によって変わる色の違いなど、一緒に学んでいった感じです」

弘基さんが丁寧にオーツミルクラテを作ってくれた

香保里さん自身はフレキシタリアン(植物性食品をメインにしながら、時には肉や魚、乳製品も食する柔軟なベジタリアンスタイルをとる人のこと)ですが、「海外のモデルさんたちが、現場で食べられるものがないという場面をよく見ていました。ここには、ヴィーガンのかたにも、ベジタリアンのかたにも、アレルギーがある方にも、そしてお子さんにも、安心して来てほしいと願っています」

オーツミルクは、イギリス産のオーガニック「マイナーフィギュアズ オーツミルク」を。ジュースは、愛媛・宇和島産の100%みかんジュースをチョイス。また、ボタニカルソーダやクラフトコーラなども、徹底してオーガニックやプラントベース(植物性原料の製品)をそろえています。ヴィーガンパティシエである弘基さんの友人に月替わりのマフィンを依頼しているほか、クッキーは香保里さん自身が作っているそうです。

床に刻印された文字が2人の想いを表しているよう


ANANASの花言葉の一つ、パーフェクトを「完全体」という日本語でデザインに取り入れた長袖Tシャツも人気

4席から生まれる深いコミュニケーション

「お客さまの要望に応えていきたいから」と、新たなメニューを加えることも。抹茶ラテもその一つです。「抹茶ラテは今、海外でも流行っていますが、普通は牛乳を使うため、ヴィーガンが飲めるものはなかなかないそうです。旅行者が来店された際に“ぜひ作ってほしい!”と言われたのが開発のきっかけになりました」

その後、試作を重ねてでき上がった自慢の抹茶ラテ。「オーツミルクとの相性を考えて、京都・宇治のオーガニック抹茶を選びました。とにかく楽しんでもらうことが一番なので、コーヒーだけに縛られずに、これからもチャレンジしていきたいですね」

濃厚な抹茶の香りと色味が秀逸な抹茶ラテ 800円(手前左)、スペシャルブレンドの味わいをダイレクトに感じられるアメリカーノ 550円(手前右)、コーヒーとオーツミルクのバランスが絶妙なオーツミルクラテ 750円(奥)

店内は4席のみですが、お客さんはみな、2人との会話を楽しんで帰っていきます。4〜5名までの貸切も可能で、テイクアウトにも対応しているそうです。
誰しもを受け入れてくれるANANAS COFFEE TOKYO。仕事の合間に、散歩の途中に、おいしいコーヒーと2人に会いに、また立ち寄りたくなるカフェです。

誰もがすぐに打ち解けられるようなあたたかさがある

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店舗名 ANANAS COFFEE TOKYO
住所 東京都渋谷区神山町7-15 immeuble渋谷神山町 4F
アクセス 代々木公園駅から徒歩8分、渋谷駅から徒歩11分
営業時間 不定 ※下記URL(Instagram)を参照
URL https://www.instagram.com/ananas_tokyo_/

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